2022年は6社、2023年は3社のアセスメント対策研修を実施しました。
当社のアセスメント対策研修の考え方は「真の実力を磨く」です。
その為、プログラムは評価上位で選ばれる様になることを目指します。アセッサーをやっていた経験からも評価の1位と2位、最下位は誰が観ても明確です。つまり3~5位の評価に違いがでてしまいます。この真ん中あたりの評価になるとアセッサーによって合格したり、不合格になったりします。あたるアセッサーによって評価が分かれる運不運が生まれます。能力開発がきちんと行なわれ、真に実力がある人であれば、偶然でアセスメントに落ちることはありません。
半年程度の育成期間を頂きプログラムを構成します。受講者1人1人と研修を重ねながら、その人に合った能力開発の道筋を見いだし積み重ねて行きます。当社の強みは、「この人はどうすれば、次のステージに登れるか」を考えぬきプログラムや個人面談の機会を活用して実施する精度にあると思っています。
研修は月に1回1日で実施し、その間リモートでも面談を1人1時間行ないます。課題図書は前後の研修内容に関係するものを提供し、レポートに仕上げてもらいます。レポートを書くことで意識化が進み、書籍の内容がより深く理解できる様になります。また、論理思考も強化されます。その際、注意しているのが「課題図書と実地研修のシナジー」です。事前課題を履行することで、次の研修の準備になる。逆に研修で未消化な部分を次の課題図書で解消する。このサイクルを回すことで常に学習が継続している状態をつくります。アセスメント画像2
後半は多少、受験テクニックも入れます。単にハウツーで教えるのではなく、テクニックの背景にある考え方や、マネジメントの捉え方繋げて解説するとより深い理解に繋がります。ただし、テクニック論はあくまでも蛇足であり、能力が磨かれていなければ、振る舞いは白々しく、意味のない様に映ります。結果、アセッサーにはすぐ見抜かれてしまいます。やはり、その人らしい実力を磨くことが重要です。
経営者の方々の中には「そこまでして無理矢理、合格させても・・・」とおっしゃる方もいらっしゃいます。ただし、研修をやっている実感は「そこまですると実力が花開く方もいる」ということです。花開く可能性がある人に能力開発の機会を与えないのは勿体ないと思います。
アセスメントが絡むと、受講者1人1人のモチベーションは高く、貪欲になります。このモチベーションを上手く活かし、人生の転機に仕上げることを目指しています。