リーダーシップ研修。リーダーシップという言葉は、捉える人によって内包性の高く、如何様にも解釈が分かれる内容と言えます。
当社のリーダーシッププログラムは部下の成熟度、状況・環境の状態との適合性によって柔軟に姿勢を変え実施するものと位置づけています。
基本プログラムとして2日。演習をいくつか省くことで1日のプログラムの実施を行なっています。単なる定義と概念の習得に終わらず職場での判断を行なうケースを活用します。また、自己のリーダーシップスタイルに照らし合わせて適正な行動を導ける様にトレーニングを繰り返します。
その中の1つが、「GOALの指導」と「ACTIONの指導」です。いずれも部下への仕方です。「GOALの指導」は最終的に仕事を「どの様な状態にして欲しいか」を伝えるものです。「ACTIONの指導」は、仕事に関わる1つ1つの動作を細かく伝えるものです。
どちらが正解というものではなく、部下の成熟度と案件の状況に合わせて実行する必要があります。これをマネジメントの好き嫌い、過去の経験や習慣だけで行なっていればリーダーシップの影響は制限されてしまいます。
研修を受講した方々の多くは、この段階に来て多くの気づきを得られます。自分のマネジメントが「ワンパターンだった」「固定的であった」ことに気づけば、あとは日常活動の中で試すことで習得していけます。
気づいた気になって終わりではなく「自分事」にする。これがリーダーシップ研修で最も重要なことだと思います。